2010年 12月 19日

それはじつに見えないな。いないかのよう。

最近は、用事で日比谷に立ち寄ることが多くなった。

地下鉄の長い何色にも例えようのない道が奥の奥まで続いていた。
実際に自身は何を考えているのか歩くたびに忘れていくような、
そんな気がしていた。すれ違う人たちはどのような目的をもって
この地下通路を歩いているのでしょう。もしかしたら足が存在せず

浮遊しているのかもしれない。重みのある、ぶよりとした物体は
交差し続けて地下で出口を求めうようよしているのだろうな。
幼い頃に見た、小さな泥のくぼみに出来た水溜りで、うようよと

もがくだけの糸ミミズのようだった。出口に出ると一瞬で静寂と
真っ黒な光景が目の前に広がり、そんな思いもフェードアウトした。

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by ozzaken | 2010-12-19 22:26 | 日々


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